Tohasen RoTohasen Robotics、BrainCo(强脑科技)との正規代理店契約を締結 — 次世代ロボットハンド「Revo」シリーズを国内展開
東京都八王子市 — ロボティクス商社の Tohasen Robotics株式会社(以下、Tohasen Robotics)は、このたび中国・マサチューセッツ発のブレイン・インターフェースおよびロボットハンド開発企業 BrainCo(强脑科技) と、BrainCo製品の日本国内における正規代理店契約を締結したことを発表いたします。
本契約を通じて、Tohasen Robotics は BrainCo の主要製品である Revo シリーズ(Revo 1、Revo 2) を中心としたロボットハンド製品および関連ソリューションを、国内の研究機関、産業用途市場、教育機関、ロボット開発事業者などに提供してまいります。
背景・狙い
BrainCo は、脳–機械インターフェース(Brain–Computer Interface:BCI)技術をはじめ、精密な触覚センシングとロボット動作制御を統合した先進的なロボットハンドを開発する企業として知られており、医療リハビリ、補綴、遠隔操作、ヒューマノイド応用など幅広い分野で注目を集めています。
Tohasen Robotics はこれまで無人航空機(ドローン)やロボット関連機器の取り扱いで培った国内ネットワークと技術サポート体制を活かし、BrainCo 製品の市場導入と普及を加速することを目指します。
また、両社の協業により、将来的には BCI とロボットハンドの融合ソリューション、制御ソフトウェア連携、共同研究開発案件などにも取り組む可能性があります。
製品紹介:BrainCo Revo シリーズ
以下、Revo 1 および Revo 2 の主な特徴をご紹介します。
Revo 1
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強力なグリップ・耐荷重性能:片手で掴める力は最大 6 kg、耐荷重(両手使用時)で最大 30 kg に対応
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高精度・高速制御:0.1 mm の精度、0.8 秒での開閉、制御周期 10 ms 以下、リアルタイム制御周波数 100 Hz 超
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マルチモーダル触覚センシング:指先モジュールに圧力、摩擦、力の方向、近接、表面特性などを検出するセンサーを搭載。最小 1 g あるいは 0.01 N 精度での検出も可能
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柔軟な統合・カスタマイズ性:RS-485、CAN インターフェース対応、Modbus-RTU 互換性、Python/C 言語 SDK、ROS とのシミュレーション連携 など
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物理仕様例:重量 約 540 g、寸法 183 mm × 100 mm、10 自由度、6 台の高性能精密マイクロモーター駆動
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応用分野:ヒューマノイドロボット、人型マニピュレータ、遠隔操作アーム、研究用途など
Revo 2
Revo 2 は、Revo 1 の性能をさらに拡張・改良した次世代モデルと位置づけられており、より高精度、高速応答、耐久性、触覚検出能力の強化が期待されます。具体的には、モジュール構成の最適化、センサー応答性の向上、制御アルゴリズム高度化、および重量・効率性能の改善が想定されており、今後、Tohasen Robotics を通じて日本市場でも情報展開を行ってまいります。
今後の展開とサービス体制
Tohasen Robotics は、以下の取り組みにより BrainCo 製品の導入支援を進めてまいります:
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日本語技術サポート・メンテナンス体制
国内での障害対応、保守部品供給、修理体制を整備し、安心してご利用いただける体制を提供。 -
技術セミナー・デモンストレーション
研究機関・大学・ロボットベンダー向けにハンズオン型セミナー、展示会での実機展示、デモ運用を実施。 -
カスタム開発支援
ユーザー用途に応じたカスタマイズや周辺機器との統合支援、制御ソフトウェア連携支援などを実施。 -
共同研究・技術協力
BrainCo 本社との共同研究や、技術改良プロジェクトへの参画を通じて、日本市場向け最適化を図る。
コメント
Tohasen Robotics 代表取締役より
「BrainCo の先進技術を、日本のロボティクス業界、研究機関、教育現場へ確実に届けたいと考えています。今回の正規代理店契約は、その第一歩です。ユーザーの皆さまに安心して使っていただける体制を整えるとともに、新たな応用を共に切り拓いてまいります。」
BrainCo(强脑科技) 担当者より
「Tohasen Robotics の国内ネットワークと技術力を高く評価しており、日本市場における信頼性の高いパートナーとして共に成長できることを期待しています。Revo シリーズを通じて、ロボティクス分野での新しい応用可能性を日本のお客様と共に探索していきたいと思います。」